家隅盛塩雑記帳

幕末文久三年がホーム。マイナー新撰組隊士と悪役。

新撰組の日

週刊文春、『前髪の惣三郎』一,二話の載っている号が来たのでホクホクと更新する。

リアルなタッチでこの美少年の着物越しの肉づきが見えて良い。とても良い。
御法度で見たかったシーンを漫画で補え、すこぶる気分が上がる。
扉絵で防具を付けた人物の、違柏の紋の入った胴、加納と刻まれた垂を見て、ああ惣三郎だと思えるこの嬉しさ。

新選組血風録の中でもそうだが
惣三郎はことさらに常人離れした風で描かれる。夏に防具に身を包んで試合をしても汗もかかず、首を打つときにも血しぶきを浴びぬ。
これは惣三郎がフィクションの中での命だからこそ出来る技だなあと思える。
唐突に後世になって惣三郎が史料に出てきて「そんなことは全然ありませんでした」なんて言うことがあれば、全部おしゃかになってしまいそうな物語。
どのように理想的に描こうともそれが乱れたり、崩れたりすることがないというのは、一種神話のように確たる存在になっているようだ。
だからこそ我々はこうして陶酔できるという訳だ。
歴史という、光の当て方で解釈の千千に分かれる世界の中で一つ動かざる光明を見たような気がして、しかしその正体は皆の理想の上に乗った平たい紙であることに、ある人は憩い、ある人は酷く厭うのであろう。

えっ、燃えよ剣の話。

燃えよ剣がいよいよ5月22日に公開という運びになり、わたくしも隊士になってきました。
(4/21追記:延期になりました)

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じゃーん。

絶対に穏便に脱退しよう。(何故か抜ける前提)


目指せ斯波さん!!

新見さんといつも一緒にいたい念から、錦の一文字を取らせていただきました。
秋の紅葉のイメージもありますけど、桜と柳の情景を錦と呼んだり、四季おりおりの名物を見てその名に思いを馳せられるのは素敵なことだなぁ。

ところで出るのかなあ()
出たら出たで、阿鼻叫喚な末路なんですが。

実在人物の死に様は、惣三郎のようにきれいには行かぬものだろうと、ショックでかかった思い出が(´;ω;`)

なんでああしたんですか、司馬さぁん。
武士ってものに対して皮肉すぎじゃァないですか。

武田先生の末路(血風録にて)が結構かっこよかったので、一周回って無念が募る……
大河じゃ武田先生の扱いに泣かされ、こっちでは新見さんの扱いに泣かされる。

しかしまあ。本日は浪士組が会津藩預りになり、壬生浪士として動き出した関連の新撰組の日ということ。

その時には新見さんも、いわんや武田先生もお元気なのでしんみりせずいつも通りの熱量で推し進めたいと思う。


ほんで新選組物語のドラマ化はまだですろうか??
早く動いてる武田先生と馬越三郎が見たいよお。
動いてるお二人が見られるまで、自由に創作続けるんで。
私の大好きな漫画、『新選組美男五人衆』でも武田先生は言及のみだし。求む続巻!!

殿内さんや家里さんについても勉強出来たらなと思う次第。
家里さん、「無頼な風流人」なのに可愛く描いてしまってすみませんでした。
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これは走る清河先生。