がんばれ武田、がんばれ観柳斎
こんにちは、新撰組新見錦、武田観柳斎を応援するオタク雑八です。
当ブログをお読みになっている方は、ウィキペディアというものをご存知だろうか?
そう、とても有名な有機的百科事典である。
私は、最近この編集に着手してしまった。
まあ……
前々から推しのページを巡っていて、
新見さんの項は完璧だけど、
武田先生はね前途洋々だ、みたいな気持ちになったりした。
さて、若干頭を悩ませてきた問題があった。
某ネット記事とかでこういうものを見る。
「武田観柳斎は美男五人衆である」
うーん、何故こうなったのだろう。
よく分からない中、推しのウィキペディア観賞に精を出していた私は
急に閃いた。
これじゃね??
いろいろ省くが、「美男五人衆であり、同じ隊士の馬越三郎に男色を迫り云々」という文章を取り違えられていたのでは――
そんな思いつきに至ったのだ。
この時点までは半信半疑だったんだけども昨日ちょっとそれっぽい誤解が広まっていく様を再び目にし、
限界に至った。
プッツンした。
知ってる方は知っているが、雑八は推しの誤解が広まることが割と嫌な人種だった。
私の目に見えるところにあったということ、即ち天啓!
そんな気分で、
あんなに「でも研究してる人がやるもんでしょ?」と思っていたウィキペディアのアカウントを作り
ログインし、
そして改変した。
速かった。そして後悔した。
私なんぞが手をつけてしまった、推しのウィキペディアに。
歴史人物で知りたい人がいた時まず開くであろうウィキペディアに。
その後一時間かけて更なる改変に挑んだりするのだが、ぶっちゃけ後悔しかない。私なんかがやるべきものではないのだ。
ちょっと見たけど、前の武田先生ウィキペディアは演じた俳優さんも書いてあって充実していたのに
何があったのだろう。謎すぎる。ルールわかんねえ。
でもまぁ、私を動かししは推しの正しい情報の拡散、
そしてちょっとでも武田観柳斎に興味を持った人に
ちょっとでも多い情報があればいいなぁという気持ちだった。まだ数行しか書いてない奴が何を言う。
何せ、私が武田先生の情報を得るために
何冊もの本を読んで、それぞれの欠片を拾い集めているので、
それが簡素にもまとまってるといいなぁと思ったりする。
これは、ウィキペディアに対する過度な期待なのかもしれないが。(百科事典とはどのくらい書いてもいいのか、わからん)
さて、これからも誰かに
「俺がちゃんと書くからおまいはすっこんでろ!!」
という旨のことを云われない限りちよっと記事の内容向上に努力してみたいと思いますので、
もし時間のある方は見守ってやってください。
追伸:罪悪感に今も震えている。
令和二年 四月二十九日 江桷雑八
読書記
どうも雑八です。
最近の情景をお伝えします。
◆『中川小十郎研究論文・図録集』
◆『江戸文化から見る男娼と男色の歴史』
◆『百と卍1巻』
を買いました。
『中川〜』は武田観柳斎関連のなかなか本に載ってないエピソードが収録されていると聞いて買ってみた次第。
『江戸文化〜』は衆道、陰間に萌えすぎて耐えられなかった結果です。
『百と卍』もほぼ同上。陰間上がりの受けがいるとのことで。あと紗久楽さわ先生のこと、精巧な江戸文化が描かれているのだろうなと期待してました。
まず下の2冊の感想を述べていきたい。
◆『江戸文化から見る男娼と男色の歴史』
ふふふ、陰間の世界。
この後『百と卍』を読んで幕末期にはほとんど風前の灯火だったことを知り、がっくりと肩を落とすのだが。
『百と卍』と一緒に読むとさらに楽しいかもです。
そこかしこに散りばめられた春画が目を刺激するが、とても勉強になった。曖昧だった陰間の存在が、少しは形どられた気がする。
口吸いは、遊女はしないが陰間はして、そのテクニックも問われたとかムニャムニャ。
陰間茶屋での遊び方や陰間の作法、当時はどこにあったかなんてのが書かれていて嬉しい。
どう考えても陰間茶屋には行けない身だが、もしタイムスリップしたときのために、というか小説を書く時のために学んでおきたい。
寺稚児が菩薩の化身だったり、少年が第三の性のように扱われていた(ほぼ女の代わりということも)時代に半端なく夢を見る。
絵に見るような若衆姿(『新選組物語』)という馬越なんて、最早そちらを拝むだけで気絶しそうである。
まあ、みんなの理想といえば加納惣三郎だけどね☆彡
しかも、湯屋にいる"三助"までが性的サービスを行っていたというのだから驚きだ。
日本はこんなにオープンな国だったのか……
陰間を知ったのは『風光る』からだったが、この若衆文化にももっと浸りたい。
「若衆狂い」と呼ばれても悔いはないね!!
一度でいいから生・振袖若衆が見たいです先生……
◆『百と卍1巻』
江戸BL、読んでみた。
紗久楽先生の作品は本当に絵が綺麗だ。伊達男なんて、浮世絵から飛び出てきたような相貌をしている。
瞳が切れ長で、鼻がすっと通っていて、面長で美しい。
浮世絵のフィルター越しに、生きている江戸を見ているかのようだ。
絵柄とは、遠眼鏡である。
さて、早速言わせてもらいたい。
陰 間 、 き っ つ …… ! !
陰間になるために色々と仕込みがあるのは知っていたが、お尻にアレを……これ言っていいやつ?
いっっったい!!!!!
想像しただけでいたそうな案件である。
直腸…………
そこまでする必要はあったのか。
初めに尻の感覚を鈍らせ、受け入れをスムーズにしたほうが陰間はのちのち苦しまずに済むのだろうか。
色々と、後戻りの出来ぬ道なのだ。
うう、ますます守護りたくなってきた。
あと、作法を習うのは陰間ばかり、
客は自分勝手にするという下りも辛かった。
嫌なお客にも嬉しそうに接せねばならない陰間というのは↑の書で学んだ。
客の内にも酷い客などもいただろうなというのが漫画からしみじみと伝わってくる。
陰間の話ばっかりしちゃったなの。
とはいえ、そんな減少傾向にあるこども屋(陰間茶屋)の内情も描かれているのは嬉しい。
他の陰間たちのことも読みたいなあ。
私は百樹さんの少年時代みたいなタイプも可愛いと思う。
虚ろな目をしていたり、ああいう元気なタイプが影の差した表情をするのがたまらない
そうは思いませんか←危ない客
あとお兄ちゃんも可愛かった…
ちゃんとした大人の赤面っていいよね。
茶屋の親方と出来たとき、確かに選ばれそうな人だよなぁと思った。
仕事もちゃんとしてるし。
子どもたちも仔犬や仔猫みたいに無邪気でかわいい。
今後も続巻を買うつもりである!
1巻の巻末に描かれたことに萌えたので
あとで創作で書くかもしれません。
よっしゃあああ観柳斎の勉強つづけるぞおおおお
令和二年 四月二十一日 江桷雑八
創作水戸派!と粂太郎さんの話
どうも、今日もみぐるしくのたうち回る新撰組水戸派のオタクです。
なんか調べ物をしていたら急に
新家粂太郎に萌えちゃって
興奮していました。( ・ิω・ิ)
新見錦の女性関係についてご存じの方は……と
ツイートがありまして、さほど知っとる訳でもないけど
判る範囲で伝えてみようと思ってリプライを。
(武田観柳斎布教文書をつくろうとしているのにすぐ脱線する)
新見錦の女性関係………………
我が敵視し、永遠の憧れとする幻想人物、山緒の女将くらいしかパッと出てこなかった。
津本陽氏の小説、あとは輪違屋糸里だったかな?に載っている専ら新見と懇ろと言われる存在である。(他にもありそう)
なので山緒が切腹場所だったと繋がる筋でもある。
まあ、そういう人がいたらしいことはどの本を見るにつけてもまだ聞いたことがないので
とりあえず
エピソード豊富な新家粂太郎の逸話をお伝えするにいたったのである。
新見錦と違い、これの前名という説のある新家粂太郎には妻と呼べる存在がある。
それが松坂屋遊女の清川さんで、
とても粂太郎と親しかったので粂川(久米川)と愛称されていた人である。
うわっ、萌える。
唐突にぶち込まれた恋愛話に飢えていたオタクはみるみる潤った。
それが、軍資金をネコババして、金が出来たというので粂太郎さんは彼女を身請けしようとした。
しかし苦界には、年季というものがある。
三年の年季を二年に減らせという粂太郎さん。
困るという松坂屋。
例の如く乱暴する粂太郎さん。
その訴えは結局通り、おふたりは夫婦の約束をしたそう。
粂川さんは眉を剃り、歯を鉄漿(かね)で染めて……
という素敵エピソードがあるんですよぉ〜〜
粂太郎さんが投獄されたのでその後の粂川さんのことは不詳なのですけど……(強く生きていらっしゃるといいが
大赦されて浪士組となり、京都に上った時もこの約束を思い出したりしたんですかね、新見さんは。
お金が出来たので懇意の遊女を身請けした人は
玉造勢にもいっぱいいらしたそうですが
こんな萌えるエピソードを残しておいてくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。
新家粂太郎さんは暴れる話が多いよう。
前述の話を見れば分かるように急にキレている。
そして刀なんかを振り回すことがあるようで、ある時には知人のお宅に「柱にぶつけて折れたから貸して」
と上がり込み、無理矢理奪っていく。
この話題を読み返した時に急に浮かんできたリアル見さん。
柱にぶつけて刀折れるんだから素敵な二の腕をお持ちなのでは?みたいな妄想より…
男らしさというか不敵な感じが漂ってると美味しい。
リアル見さんと平間さんを押さえる芹沢先生のご苦労。
いつまで押さえていられるかな……
最早時系列も分からぬ水戸派ラクガキ!
どっちがよりヤバイのかは個人の感覚もありきですが、私の中ではすでに決めてます。
ヰタ・セクスアリスを読む。
こんにちは、雑八です。
ツイステッドワンダーランドを始めました。
最初に言いますが、当記事はいつにもまして幻覚です。
いまのところの好きな人はアズールさん、エペルくん(美少年)、イデアさんです。
美少年は健康に良い。
しかし、私は旧制学校のあった時代に生まれ得なかったことをひどく悔いているのだ。
ただし、現実の人間社会に上手く溶け込めないので、このような者は二次元の美少年を愛でているのがお似合いなのだろう。
マジモンの美少年に話しかけられたら、恐らくフリーズする。
美輪明宏さんの若い頃などを想像したが、あれに話し掛けられる三島由紀夫さんは強すぎん?無理。
さて、江戸・幕末期の男色についてしらべていたところ、頭を抱えたくなるようなことがあった。
きっと日本古来の男色とは多対一のモノだったのだろうなあと思う次第である。
集団の中で美少年が現れれば、周りの男はともにそれを保護し、あるいは決闘をばして、奪い合う。
私の描く男色(?)とに何かの違和感を持つとしたら、
そこだったのだろう。
武田のみにあらず、
馬越はもっと、多くの男を狂わせねばならない。
集団にあって、美少年は周囲の男を惑わさねばならぬ存在である。
そこから武田と馬越のみを抜き出すから、滑稽話のようになってしまう。
もしこの二人の物語が本当のことなのなら、
池田屋以前の男色ブームは決して二人に無関係などではないはずだ。
武田だけが馬越を追い求めたわけではないはずだ。
どういう流れかは判らないが、当てられてか、美しい若者と絆を結ぶ関係、衆道は活性化した。
そして荒れた隊内に耐え切れず、美男たちは屯所から去っていった……(美男五人衆の何人かが池田屋以前に姿を消しているため)
などという妄想が捗る。すみません妄想です。
ところで、森鴎外著『ヰタ・セクスアリス』を読んでみている。
まあ日本の男色史を見ていたら出てきたのでつい……
この本へのイメージはもっととんでもないものだったのだが、
読んでみるとまぁ、なんと読みやすいこと。
金井くんの周囲の人々の石見弁も読んでいて心地よいし、危機が迫っても酷い事態には陥らないことが、なんとなく安心する。
しかし、聞き及び、ぼんやりと想像していた旧制学校の寄宿舎のイメージ、
"少年"を愛す九州人の学生のゴリゴリの男色感を文面から感じ取るに、うわぁほぼ現実としてあったものかと、
身を抱きしめたくなるように感じる。
素晴らしき同人誌を読んだ折に、半ばトラウマのように
焼き付いた観念である。
兵学校での実体験の記事を見るに、身体の芯が揺るがされるような心地をした覚えがある。
興味本位で覗き込んで良い深淵ではなかった。
とここ数ヶ月大いなる歓喜の代償に
後悔をしている最中である。
文中において金井くんは、なぜか同年代の色白愛らしい美少年よりも硬派の男たちに追い回されたり
蒲団で一緒に寝てみないかと誘われたりしていた訳だが(とんでもない)、
当人にしてみれば恐ろしい体験であっても、
逃げる際についでにインク壺を盗んだり、
あるいは息を潜めてやり過ごしていたり、
いざという時のための短刀を胸に潜めて、襲ってくる奴らを"敵"と呼ばわって逃げる時のシミュレーションをしていたりと
なんだか、害を被っているばかりでない描かれ方がとても好感を持てた。
若干痛快な感じすらする。
同部屋の軟派、鰐口もとてもいいキャラをしている。
金井くんを守るでもなく、誰に対しても飄々としていて、金井くんの御父君の声真似などをする。
しかし、
「おれがおらんと(金井を狙う)馬鹿者どもが来るから用心しておれ」
と言ったり、最年少の金井くんがどうせ食べられない闇鍋に参加だけさせるのを止めたりする。
なかなかいい先輩である。
あとこのへんでは
美少年の安達を保護する硬派な大男、古賀
真っ青な白い肌の光源氏に似た"青大将"、児島
という主人公の二人の親友も描かれている。
古賀さんも硬派だしなんだかんだ美少年を保護しているとか書かれるなど羨ま……男色なる人物像であるが、
荒れた日の翌日はしおしおと反省するなどの姿が憎めない。
最終的には安達くんは女に狂ってしまうのも哀しい。
やはり彼らのそうした男色は学校のなかだけなのだ。
だからこそ眩しく見えるのだ。と思って辛い。
妻君たる美少年が欲しい……
この欲望が治まるためには、わたしは今後何をしていけばいいのか。
過ぎし歴史を思いながら身を焦がす馬鹿者なのでした。
令和二年 三月三十一日 江桷雑八
いとしき友はいずこに
※創作新撰組
一枚目、新見錦と新家粂太郎(拙宅では同一人物です)
二枚目、武田観柳斎と谷三十郎
お気に入りだったサイトが行方不明になったり、
あるいは何年も更新してなかったり、
ピクシブの作品が消えてたり!
して落ち込んでいる。
まあ各々の理由はあるのでしょうけど。
何か形に残しておけばまた見られるかもしれないし。
けど、ツイッターもやっていなかった頃の自分にとっては、そういうサイト巡りしてた時間が唯一同志の作品を見られる時間だったわけで…………
個人のサイトというものはそれそのものが一つの物語という気がします。
各作品に付いたバナーだったり、初めての方へのサイト概要、使うフォントとかデザインとかも千差万別、こだわりを感じて心温かく落ち着きます。
数年前は開かれていた色々な扉は、今は錆びて動かない。
のは寂しいなぁ〜〜〜〜と特に感じた今日だった。
さて、キャラクター紹介!!!
◆新見ニシキ(錦)
ちみっこい浪士組小頭・壬生浪士局長。
27歳
身長・148cm
イメージカラー・バイオレンスな紫
なんかイメージのままに描いていたら、好みだと感じた新見さんのパーツ全部無くなっちゃった人()
本名は新家クメタロー(粂太郎)といい、実際は新見ニシキとして生きていた期間のほうが短い。
過飲過食の男。
よっぽど重症のアルコール依存症。
黄疸が出ていて肌が黄ばんでる。
文久元年死罪で牢にぶちこまれ、何人も獄死する極悪環境で生き残ったものの、精神状態が少しやられた。
感情や欲望へのブレーキが欠乏しかけている。
まあその前から大分やりたい放題なんですけど!!
酒に命をくわれている。
◆武田カンリューサイ(観柳斎)
新撰組副長助勤・組頭
34歳
身長・160cm台後半?
イメージカラー・まっかなオレンジ、川のような青みグリーン
武田先生を描いてたら坊主と眼鏡フェチになった。
それくらい我が家での坊主眼鏡担当。
出雲母里出身。
江戸に出て軍学を学び、ほんで試衛場にやってきた。
なのでうちでは近藤さんたちと知り合いです。
武田先生に対して諸々の夢を持ちすぎて数多作品での扱いが納得行ってない件。
詳しいことは不明だが剣も遣えるし、祐筆もするし、長らく組織の中枢にい続けた人物。
人間不信気味だが、友人の真田カンキチ、同志の加藤ヒグマ、善応らには心を許している。
自分が媚びまくるくせに、同じように媚びてくる奴にちょっとうわって思う面倒な性格。
仕事をともにした馬越サブローとは正反対で、奴は組織の中では生き残れないだろうなあと冷めた目で見ているが、その実まっすぐな生き方に憧れてもいる。
◆谷サンジュウロウ(三十郎)
新撰組副長助勤・組頭
35歳
身長・平均程度?
イメージカラー・
ほんまもんの武家、備中松山藩士。
こないだ谷さん好きを発見したので嬉しいのだ、ははは。
新見さんと武田先生を経るとかなり単純な名前な気がする罠
ほとんど歳のかわらないそっくりの弟と、大分歳の離れた似てない弟の兄。
嫡男なので断絶しなければそのまま家を継いでたはずなので色々考えるけど、兄弟三人で同じ職場で働けたのはこの境遇でしかあり得なかったのでは……と思う。
弟思いで、隊士ともども厳格な教育をする。
三十郎の部屋に来ると雰囲気が違いそう。
弟の万太郎より槍は下手だと自覚している。
いかつい顔で、案外何考えてるかわかりやすいタイプで、割と楽天的な陽属性(武田は陰)
大酒飲み。飲むと寝る。
男色が苦手。
新撰組の日
週刊文春、『前髪の惣三郎』一,二話の載っている号が来たのでホクホクと更新する。
リアルなタッチでこの美少年の着物越しの肉づきが見えて良い。とても良い。
御法度で見たかったシーンを漫画で補え、すこぶる気分が上がる。
扉絵で防具を付けた人物の、違柏の紋の入った胴、加納と刻まれた垂を見て、ああ惣三郎だと思えるこの嬉しさ。
新選組血風録の中でもそうだが
惣三郎はことさらに常人離れした風で描かれる。夏に防具に身を包んで試合をしても汗もかかず、首を打つときにも血しぶきを浴びぬ。
これは惣三郎がフィクションの中での命だからこそ出来る技だなあと思える。
唐突に後世になって惣三郎が史料に出てきて「そんなことは全然ありませんでした」なんて言うことがあれば、全部おしゃかになってしまいそうな物語。
どのように理想的に描こうともそれが乱れたり、崩れたりすることがないというのは、一種神話のように確たる存在になっているようだ。
だからこそ我々はこうして陶酔できるという訳だ。
歴史という、光の当て方で解釈の千千に分かれる世界の中で一つ動かざる光明を見たような気がして、しかしその正体は皆の理想の上に乗った平たい紙であることに、ある人は憩い、ある人は酷く厭うのであろう。
えっ、燃えよ剣の話。
燃えよ剣がいよいよ5月22日に公開という運びになり、わたくしも隊士になってきました。
(4/21追記:延期になりました)
じゃーん。
絶対に穏便に脱退しよう。(何故か抜ける前提)
目指せ斯波さん!!
新見さんといつも一緒にいたい念から、錦の一文字を取らせていただきました。
秋の紅葉のイメージもありますけど、桜と柳の情景を錦と呼んだり、四季おりおりの名物を見てその名に思いを馳せられるのは素敵なことだなぁ。
ところで出るのかなあ()
出たら出たで、阿鼻叫喚な末路なんですが。
実在人物の死に様は、惣三郎のようにきれいには行かぬものだろうと、ショックでかかった思い出が(´;ω;`)
なんでああしたんですか、司馬さぁん。
武士ってものに対して皮肉すぎじゃァないですか。
武田先生の末路(血風録にて)が結構かっこよかったので、一周回って無念が募る……
大河じゃ武田先生の扱いに泣かされ、こっちでは新見さんの扱いに泣かされる。
しかしまあ。本日は浪士組が会津藩預りになり、壬生浪士として動き出した関連の新撰組の日ということ。
その時には新見さんも、いわんや武田先生もお元気なのでしんみりせずいつも通りの熱量で推し進めたいと思う。
ほんで新選組物語のドラマ化はまだですろうか??
早く動いてる武田先生と馬越三郎が見たいよお。
動いてるお二人が見られるまで、自由に創作続けるんで。
私の大好きな漫画、『新選組美男五人衆』でも武田先生は言及のみだし。求む続巻!!
殿内さんや家里さんについても勉強出来たらなと思う次第。
家里さん、「無頼な風流人」なのに可愛く描いてしまってすみませんでした。
これは走る清河先生。
週刊文春で惣三郎と会う。
このたび週刊文春を買った。2018年10月25日号。
渇望した、『前髪の惣三郎』の漫画が読めると思ってである。
ツイッターで御法度の感想巡りをしていた折、
意図せず文春に『新選組血風録』の漫画が連載されているのを知った。
前髪の惣三郎、漫画として読みたい……
という我が宿願、今ぞ叶う時!!
と思って見たら、3話目であった。
血風録の各話、それぞれ単発で描かれてるのかと思った………
しかし計12話も惣三郎に浸っていられるとは、なかなか良いものではないか。
連載当時にハマれないのは、いつものことである。
こういう雑誌の連載に疎く、単行本になるか分からない。
家人に許されるようだったら、全話取り寄せてみたい。
さて、第3話のみを見た感想である。
まず新選組の隊服が、まんま御法度の衣装だった……
あのデザインはお気に入りだし漫画でも見られて嬉しい。
作画は森秀樹さん、まさに劇画というにふさわしい、白と黒との配分の素晴らしい画である。
女関係の話題になると頬を染め、狼狽する惣三郎。
隊士メンズも「かわいい!」と満面の笑み。
武田先生も言い寄ってるのに対し、そんな人には見えなかったがって……見えないんか。
迫る田代彪蔵に、「斬りますよ」と嫌悪剥き出しの惣三郎。かわいい!
うむ。聞いたばかりの情報に翻弄されるわたしと、
うわさに翻弄される新選組の男ども、
何かの共通点を感じるナァ。
ほのぼのと焦れる、春の初めでした。
令和二年三月十日 江桷雑八